噴流式pH処理装置

NC-10Ⅱ

土木建設現場や各種工場から排水されるアルカリ性排水を、炭酸ガスにより安全で確実に連続中和処理します。

  • 設定値から外れた処理水は原水ラインに戻し再処理されるため、従来使用している中和槽は不要です。
  • 処理水の目標pH値を設定(pH7~8.5)することで、炭酸ガス量を自動制御するので複雑な調整や試運転が不要です。
  • 炭酸ガスの流量を自動制御する事により、炭酸ガスの使用量を低減できます。
  • 処理水の圧送(高低差5m程度)ができます。
  • 撹拌装置に当社特許の噴流層を使用した事により、効率の良い炭酸ガスの溶解が実現しました。
  • 独自の機構採用により軽量・コンパクト、さらにメンテナンスも容易にできます。

製品の特徴

フロー図

フロー図

製品仕様

排水処理量(最大) 10 m³ /h
配管口径 吸込口 50 A (PT2”)
吐出口 50 A (PT2”)
ガス入口 W 22 – 14 (右)袋ナット(P) (ガスボンベに装着可)
pH処理範囲 処理前 pH 8 ~ 12 → 処理後 pH 7 ~ 8.5
中和剤 炭酸ガス(非付属) 40 ℓ (30 kg)ボンベ2本設置可
攪拌方法 噴流ボックス(J/4)による反応方式
原水温度 5 ~ 40 ℃
使用雰囲気温度 5 ~ 40 ℃
設置場所 屋内外、水平、凍結なし
排出抵抗 ~ 50 kPa
電源 AC 200 V 3相
消費電力 約 2.2 kW
外形寸法(L×W×H) 390 × 880 × 980 mm
質量 115 kg
オプション 電磁流量計:DC24V
原水ポンプ:AC 200V 3相 1.5kW

処理水のpHが9.5以下のとき、炭酸ガス減圧弁の標準設定圧(0.4MPa)では炭酸ガスが過剰に供給されることがあります。その場合、設定圧を低くしてください。また、pHが11.5以上のとき、水温・水質により処理できないことがあります。その場合、処理水流量を調整する・排水タンクを設けるなどの対策が必要です。

仕様は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

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